2026.8.10
事業報告
令和7年度 FICベース株式会社 事業報告
令和7年度 FICベース株式会社事業報告
事業期間
令和7年4月1日(火)~令和8年3月31日(火)
事業ミッション
人と人とのつながりを育み、地域のQOLを高めるまちづくりを実践する。
実施事業
【事業名1】1-1.まちなかにぎわい空間整備事業(交流スペース)
事業場所:元町3-39(FICベース事務所1階)
事業概要:まちなかにおける多様な活動や交流の促進と、幅広い層の来訪の創出を通じて持続的なにぎわいを生み出すことを目的に、「交流スペース」を活用した多角的な利活用を提案、推進する。
実施概要:多目的スペース(約47㎡)、キッチン(約7㎡)、玄関ポーチ(約6㎡)の3区画を貸し出し、用途や目的に応じてクリエイターや飲食・物販事業者をはじめとする多様な主体にご利用いただいた。その結果、利用件数は前年度を大きく上回り、年間を通じて延べ約375件(昨年度実績329件)に達した。また、毎月定期開催のマルシェをはじめ、子ども向けの宿題カフェ、音楽イベント、落語会など、多彩な催しが実施された。玄関ポーチでは人気ベーカリーの出店が定着化するなど、継続的な利用も増加し、にぎわいの創出と地域交流の促進につながっている。
課題:利用の少ない曜日、時間(土・日・祝日、夜間:17-21時)の利用促進。FIC主催イベントの企画・推進
交流スペース(マルシェ)

交流スペース(イベント)

キッチンスペース

玄関スペース

【事業名1】1-2.まちなかにぎわい空間整備事業(クリエイタースペース)
事業場所:本町6-10 「omo café+c」
事業概要:小さな子どもを育てる世代や、子育てが一段落した人などが安心してゆったりとランチや お茶を楽しめる場が求められているエリアに、「omo café+c」を活用する。本施設を拠点として、クリエイターによる手づくり作品の販売や個展の開催、ワークショップの実施など、多様な創作活動の発表・交流の場として展開し、地域の魅力向上とにぎわいの創出を図る。
実施概要:「omo café+c」が本町エリアの人気カフェとして定着している状況を踏まえ、クリエイタースペースの利用促進を図るとともに、商店街に多様な来訪者を呼び込み、にぎわいの創出に資するクリエイターによるイベントの開催を支援した。
課題:利用者数の減少傾向による交流スペースとの差別化の訴求

【事業名2】2-1.まちなかソフトマネジメント事業(茨”生”人図鑑)
事業場所:元町3-39(FICベース事務所1階)
事業概要:茨木市で活動する多様なプレイヤーが、それぞれどのような思いや目的のもとに活動しているのかを共有し、相互理解を深めることで、互いに高め合える関係性の構築につなげる契機を創出することを目的とする。あわせて、本プロセスを通じてFICベースとして茨木市における人材への理解を深化させ、地域のコミュニティマネージャーとしての役割を担うための基盤形成を図る。
実施概要:毎月1回「茨“生”人図鑑」イベントを開催し、市内で活動するプレイヤー3~4名を各回の登壇者として迎え、年間で計38名(下表)のプレイヤーによるプレゼンテーションを実施した。発表後には登壇者と参加者による交流食事会を設け、発表内容を起点とした対話を通じて相互理解を深めるとともに、まちの未来創造に向けた情報交換および視点の共有を図った。さらに、年度末にはサミットを開催し、過去1年間の登壇者を招いて活動の総括を行うとともに、参加者相互のさらなる交流と親睦を深める機会を創出した。
<プレゼン内容> 活動の概要・活動への想い・興味関心のあること・今後のプラン・夢など
<参加費用> 年間パス券:10,000円(4回分)、当日券:3000円(学生1,000円)
課題:登壇者の幅を広げ参加者との新たな関係構築を進める、人図鑑マップの作成
<茨“生”人図鑑 Part1.プレゼン>

<茨“生”人図鑑 Part2.交流食事会>

【事業名2】2-2.まちなかソフトマネジメント事業(カルチャースクール)
事業場所:元町3-39(FICベース事務所1階)
本事業は、交流スペースの活用促進および認知拡大を目的として今年度の新たな事業として実施するものである。具体的には、1回につき4名の講師を招き、多様な内容のワークショップを開催する。対象は、地域住民、学生、主婦など幅広い層を想定している。交流スペースにおいて継続的にイベントが行われている状況をつくり、施設の認知向上を図るとともに、講師および参加者の双方に交流スペースを知ってもらうことで、今後の利用促進につなげていく。また、少人数制のワークショップではスペースが広く感じられる講師を取りまとめることで、利用機会の創出と有効活用を図る。さらに、さまざまな分野の講師が集まることで、参加者に多様な知識や技能に触れる機会を提供する。
実施概要:年間を通じ4回開催した。参加人数は講師ごとの差はあったものの、主に地域住民や主婦層の来場に繋がった。さらに、これまで交流スペースを利用していなかった人の来訪機会を創出し、認知向上に寄与した。また、講師にとっても新たな活動機会となり、販売中心の活動から「教える」形で参加者と関わるなど、活動の幅を広げることができた。
課題: 継続的な関係性の構築 カルチャースクールとしての認知向上のための情報発信の強化
<カルチャースクール>



【事業名3】道路空間活用事業
事業場所:JR茨木駅東口2階デッキ(いばらきスカイパレット)
事業概要:道路空間の特例制度を活用し、FICベースが駅前広場の占用許可を取得のうえ、市民の利便性向上に資する施設(コンテナ)を運用し、本市の玄関口にふさわしい、居心地がよくゆったりと過ごせる魅力的な空間を創出する。さらに、スカイパレット南北の広場エリアを活用し、月1回程度のマルシェを開催。茨木市の特産品をはじめ、飲食やクリエイター作品の販売を通じて、地域の魅力発信と交流の促進を図る。加えて、多様で魅力あるイベントの誘致を進め、広場エリアの貸出事業も展開することで、継続的なにぎわいの創出と地域活性化を支援する。
実施概要:コンテナ型カフェの賃借による運営は7月末を以て終了し、その後は市民の皆様に広くご利用いただける多用途の利便施設として活動を展開した。広場エリアでは、4月から2月まで「えきまえマルシェ」を計11回、定期開催した。今年度は新たな取り組みとして、夏祭り、ハロウィン、クリスマスなど、季節や行事に応じた月替わりのテーマを設定し、各回に特色を持たせること で集客力の向上を図った。また、これまで使用頻度の低かった南側エリアへと会場を拡大し、多数の店舗の出店を実現した。その結果、延べ出店者数は155店舗、(前年度106店舗)となり、市民にとって居心地の良い魅力的な空間づくりに繋げることができた。新たに、日々マルシェとして「えきまえマルシェ」以外のスカイパレットの利活用推進を行った。10月からは月例で「ヨアソビ・ヨ市」イベントを誘致し、企画から運営まで活動支援を実施しにぎわい創出に努めた。
課題:イベント認知度の更なる向上、固定客の確保、マルシェ以外の利活用促進
スカイパレット広場(えきまえマルシェ)

出展者ブース(えきまえマルシェ)

スカイパレット利用(日々マルシェ)

スカイパレット誘致イベント(ヨアソビ・ヨ市)

【事業名4】公共空間活用事業(茨木蚤の市)
事業場所:① 元茨木川緑地(高橋交差点~消防本部前)、中央公園(旧IBALAB@広場)、おにクル、中央公園(南)グラウンド
事業概要:茨木市の中心部に位置するエリアにおいて「蚤の市」等のイベントを開催し、市内外から幅広い来場者を呼び込む。公共空間を回避する仕組みを整えることで、中心市街地における継続的なにぎわいを創出する。また、出店者と来場者との距離が近く、自然なコミュニケーションが生まれる露天販売形式を活かし、「参加して楽しかった」「訪れて良かった」と感じていただける体験価値の提供を目指す。
実施概要:過去は年1回の開催であったが、本年度より春季・秋季の年2回の開催とし、春は4月19日(土)、秋は11月3日(月・祝)に実施した。出店者数はいずれも約150店舗にのぼり、来場者数は春が約13,000人、秋が約17,000人となった。いずれも前年度を上回り、出店者数の増加に比例する形で来場者数も着実に伸長した。運営としては、多数のボランティアメンバーに支援いただく体制を構築できたことに加え、来場者に4つの各会場を巡っていただくことを目的としたスタンプラリーを導入し回遊性を高めるなどの工夫を重ねた。さらに、スタッフによる準備・運営の標準化および効率化を進めたことも相まって、これらの一連の取り組みがイベントの成功へと繋がった。
課題:出店者の選定基準の明確化、準備のさらなる効率化と標準化、出店者のスムーズな誘導、当日の問い合わせへの適切な対応
<R7春 元茨木川緑地>

<R7春 おにクル芝生広場>

<R7 秋 元茨木川緑地>

<R7秋 旧IBALAB@下広場>

【事業名5】5-1.商店街ホリデーマーケット事業(はじめてのおかいもの)
事業場所:元町3-39(FICベース事務所1階)
事業概要:中心市街地内の商店街の店舗前空地や買い物客駐輪場等の空地、道路空間等を活用し、商店街との連携によるイベント等の企画・運営を行う。普段来街機会の少ない学生や親子連れ等が商店街内で買い物や飲食を楽しみながら滞在・回遊できる機会や、まちなかでの出店を考えている創業希望者の出店機会を創出し、商店街の新たな魅力の発信と多世代の来街・交流促進を図る。
実施概要:本年度より新規事業としてイベントを開始し、計2回実施した。第1回は8月5日および6日の2日間にわたり開催し、参加者は20名であった。第2回は12月24日および25日に開催し、参加者は22名であった。本イベントの実施を通じて、商店街各店舗との交流機会を創出し、当日も各店舗の協力を得ることで、FICベースと商店街との関係構築の第一歩を踏み出すことができた。また、子どもたちが商店街を回遊することで、多くの来街者や店舗関係者とのコミュニケーションが生まれ、商店街全体に活気が創出された。参加者からは「貴重な体験となった」との評価を得るとともに、商店街の店舗からも「魅力的な企画である」との意見が寄せられた。さらに、イベント終了後には協力店舗での購買や飲食につながる来街者も多く見られ、商店街のにぎわい創出に寄与した。加えて、FICベースのSNSを以前から閲覧していた参加者より、「今回ようやく参加できた」との声があり、オンライン上での関係性が実際の来訪・参加へと結びついた事例が確認された。一方で、開催当日に初めて商店街で本企画を知り参加した来街者も複数見受けられたことから、今後は事前の認知拡大に向けた広報強化が課題である。
課題:イベントの認知度の更なる向上、保護者への動画でのリアルタイム配信による満足度の向上
<はじめてのおかいもの>



【事業名5】5-2.商店街ホリデーマーケット事業(いばなか落語会)
事業場所:元町3-39(FICベース事務所1階)
事業概要:活気ある茨木の魅力を市内外に広く発信し、茨木商店街の認知度向上を図るとともに、多世代が滞在・活動できるまちの玄関口としてFICベースの魅力発信を目的とする。その取組の一環として落語会を開催し、にぎわいの創出を目指す。本事業では、全国で活躍する落語家を招き、商店街内の交流スペースにおいて落語公演を実施した。落語に親しみのある来場者はもとより、初心者にとっても楽しめる内容とし、幅広い層の参加を促進する。
実施概要:2か月に1回の開催を予定していたが、10月は中止となったため、年間の開催回数は計5回となった。各回は桂小鯛氏を主役とし、毎回1名の落語家をゲストとして招き実施した。来場者数については、昨年度の各回平均22名に対し、今年度は21名となった。
課題:落語に興味を持ってもらうためのコンテンツのさらなる工夫、子供の集客増
<いばなか落語会>


■主要な営業所の状況(令和8年3月31日現在)
本社:大阪府茨木市元町3-39
取引銀行:株式会社関西みらい銀行
従業員の状況:21名(非常勤役員8名、監査役1名、正社員3名、非常勤社員9名)
氏名 | 役職/担当 |
|---|---|
加藤 眞一 | 代表取締役 |
笹井 直木 | 取締役/事業担当 |
岡田 直司 | 取締役/行政等関係機関・補助金調整 |
中井 郷之 | 取締役/広報担当 |
合田 友博 | 取締役/広報担当 |
山本 悠介 | 取締役/広報担当 |
小阪 武司 | 取締役/事業担当 |
殿村 昌弘 | 取締役/人事・財務・総務担当 |
仲 猛夫 | 監査役 |
■株式の状況
発行可能株式総数:4,000株、発行済の株式総数:1,000株、株主数:9名
以上
決算公告
会社法第440条第3項に基づき、貸借対照表を公開しております。
第7期 貸借対照表および個別注記表(PDF)(令和8年6月30日掲載)

