茨“生”人図鑑
お知らせ
いばなかBASE
茨生人図鑑9月、開催しました!
これからの茨木に、どんな可能性がある?
9月で2周年をむかえた茨生人図鑑。今回は3人の登壇者がそれぞれの経験や視点から、これからのまちの可能性を語りました。

1人目は、株式会社リノベリング取締役の水上幸子さん。
「諦めなければ、不可能はない。」
全国のまちづくりを支援する傍ら、茨木ではナイトマーケット「ヨアソビ・ヨ市」を立ち上げるなど、地域を盛り上げる活動に取り組まれています。実は「茨生人図鑑」の発起人でもあります。
仕事も子育ても、まちの活動も全力で楽しむ水上さん。
その根底にあるのは、「諦めなければ不可能はない」という信念です。
学生時代の空手部での経験、海外生活での葛藤、入社2年目に上司がいなくなるという突然の困難。数々の試練を乗り越えてきた経験が、どんな状況でも前を向く力につながっています。
「子育ても仕事も、どちらも諦めたくない」。誰もが挑戦を諦めず、自分の能力を発揮できる社会をつくりたいという言葉からは、自ら挑戦し続けることの大切さが伝わってきました。

2人目は、公益財団法人茨木市文化振興財団常務理事の權田康行さん。
「茨木とは、縁もゆかりもなかったんです」。そんな言葉から始まったお話では、伊丹市の職員として長年取り組んできた文化イベントについて紹介されました。
音楽や地域の特色を活かした「伊丹オトラク」や「鳴く虫と郷町」。大切にしてきたのは、行政が用意したイベントに市民が参加するのではなく、市民自身が「私たちのイベント」と感じられる場をつくることでした。市民サポーターや学生と一緒に企画・運営することで、文化をまちの中へ広げてきたといいます。
2026年3月からは、活動の舞台を茨木へ。これまでの経験を活かし、文化芸術の力で社会課題に向き合いながら、新しい可能性を探っていきます。
「一緒に何かやってみたい」という人には、気軽に声をかけてほしい。新しい人や活動との出会いから、茨木でどんな取り組みが生まれていくのか、期待が膨らみます。

3人目は、追手門学院大学地域創造学部准教授の高嶺翔太さん。
建築や都市計画を専門に、団地や住宅地の居場所づくりなどに取り組まれています。約1年半前に茨木へ来た当初、駅前の景色に少し寂しさを感じた一方、暮らしてみると魅力的な建物がたくさんあることに気づいたそうです。
そこで学生たちとまちを歩き、写真や映像、詩、小説など、それぞれの視点で地域の魅力を表現する展示会を開催。見慣れた景色も、誰かの視点を通すことで新たな魅力が見えてきます。
また、空き地や団地の集会所など、身近な場所の新しい使い方にも注目。まちづくりは建物を新しくするだけではなく、今ある場所の魅力を見つけ、人が集い、関わるきっかけをつくることでもあります。
「まだまだやれることはある」。その言葉から、茨木に眠る可能性と、これからの場づくりへの期待が伝わってきました。

後半のトークセッションでは、3人の登壇者と司会者が、これからの茨木をどうつくっていくのかを語り合いました。
文化芸術やマルシェなど、市民が主体となって活動する人や場が多い茨木。一方で、まだ知られていない人や活動、場所の魅力もあるはずです。
そこで大切なのは、福祉、アート、建築、まちづくり、不動産など、異なる分野の人たちがつながること。無理に同じ方向を向くのではなく、まずは互いを知り、それぞれの得意なことやできることを持ち寄る。その先に、新しい取り組みや課題解決のヒントが生まれるかもしれません。
また、完成した作品やイベントだけでなく、何かをつくる途中の様子や試行錯誤も見せていくことが、誰かの「自分もやってみたい」につながるという話も印象的でした。
そして、出発点となるのは「自分にとっての幸せ」。「まちのために何ができるか」と考えると難しく感じても、自分がやってみたいこと、大切にしたいことなら、一歩を踏み出せるかもしれません。
一人ひとりが自分にできることから動き、誰かとつながり、新しい活動が生まれていく。その小さな積み重ねが、これからの茨木をつくっていくのではないでしょうか。
「次なる茨木」に、決まった正解はありません。
まだ知られていない人、場所、活動、そして可能性。互いを知り、それぞれの「やってみたい」を重ねていくことから、未来は始まります。
これからの茨木に、どんな可能性があるのでしょうか。その答えは、私たち一人ひとりの行動の先にあるのかもしれません。

まちの可能性は、特別な誰かがつくるものではなく、一人ひとりの「やってみたい」から広がっていくもの。
新しい人と出会い、知らなかった魅力に気づき、自分にできることから一歩踏み出してみる。
そんな小さな挑戦がつながり合うことで、茨木のまちはもっと面白くなっていくはずです。
これからの茨木に、どんな景色が広がっていくのか。
その未来を、みんなで一緒につくっていけたらと思います。
次回は10月28日(水)開催です。

