2026.6.24
お知らせ
茨“生”人図鑑
いばなかBASE
茨生人図鑑5月、開催しました!
5月19日(火)に開催した「茨生人図鑑」。
立場も活動内容も異なる3人のお話には、思わず頷いてしまう、人との関わり方のヒントがたくさん詰まっていました。

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1人目の登壇者は、プロボノワーカーの三嶌智史さん。
(Instagramはこちら)

普段は会社員として働きながら、仕事で培った知識や経験を活かし、地域活動や市民活動を支援する「プロボノ活動」を長年続けてこられました。
教育・福祉・自治会・行政など、幅広い分野に関わってきた三嶌さん。
特に印象的だったのは、“正解を出すことだけが地域活動ではない”という考え方です。
市民同士がゆるやかにつながる仕組みとして取り組まれた「名迷回答掲示板」では、匿名で悩みを書き、匿名で返事を書くという形を実施。
専門家が答えるのではなく、市民が気軽に言葉を返す。
少しズレたやり取りも含めて、“人とのつながり”として成立していることがとても印象的でした。
また、おにクルの情報発信「おにクルプレス+」についても紹介してくださいました。
“つい見てしまう”“なんとなく気になる”発信を意識しながら、人の行動をそっと後押しする「ナッジ」の考え方を取り入れているそうです。
さらに、
・まずは人に会いに行くこと
・キーマンを探し、つながること
・団体より個人、小さいところから関わること
・肩書きを自分でつくること
など、実践を通して得たリアルな学びも共有してくださいました。
「10年後の目標に向かってきたわけではなく、その時その時で好奇心を持ったことに取り組んできた。点が線となり、面になっていった」
という言葉からは、目の前の出会いや興味を大切にしながら行動を積み重ねてきた三嶌さんらしさが伝わってきました。
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2人目の登壇者は、「みんなのほっっとルーム」代表の前田真理さん。
(Instagramはこちら)

「子どもたちが生きやすい社会をつくりたい」——。
前田さんは、人間関係相談や生きづらさを抱える子どものサポート、企業内コミュニケーション支援、親子の居場所づくり、保育士としての活動など、さまざまな立場から子育てと向き合っています。
前田さんのお話の中で印象的だったのは、「子どもは自分から声を上げにくい」という現実。
学校で先生から「何でも言ってね」と言われても、信頼関係がなければ本音は話しにくい。また、共働き世帯の増加や情報過多の時代の中で、親自身も余裕を失いがちだと語ります。
多くの親子と関わる中で感じたのは、“家族の土台づくり”の大切さ。
「子どもの自己肯定感を高めたい」と願っていても、親自身が満たされていないことも多く、その背景には幼少期の親子関係が影響していることもあるそうです。
また、「地域で子育て」が“丸投げ”になってしまう危うさについても触れられていました。
子育て支援は“親サービス”ではなく、子どもが健やかに育つためのもの。だからこそ、行政・民間・地域、それぞれが役割を持ちながら、子どもたちを一緒に育てていくことが大切だと語ります。
質疑応答では、「本当に困っている人ほど支援につながりにくい」という悩みに対して、まずは相談ではなく、“楽しい場”や“気軽に来られる場所”をつくることが大切だと回答。
「3回関わることで、少しずつ心を開いてくれる」というご自身の経験からのアドバイスも、とても印象的でした。
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最後の登壇者は、茨木BBS会 顧問の榎本宗太郎さん。
(Instagramはこちら)

BBSは“Big Brothers and Sisters”の略で、非行・不登校・ひきこもりなど、さまざまな悩みを抱える子どもたちに寄り添う更生保護ボランティア団体です。
子どもたちと遊んだり、勉強を教えたりする「ともだち活動」、少年院での学習支援、子ども食堂、地域イベントへの出店など、地域に根ざした活動を続けています。
今回特に印象的だったのは、「消滅の危機」だった団体を立て直したエピソードでした。
約2年前、会員数は20人ほど。実際に活動していたのは数人だけで、「このまま休会になるかもしれない」という状況だったそうです。
そんな中、榎本さんは「更生保護やボランティア=堅い」というイメージを変えたいと考え、「まずは活動を楽しむこと」を大切にしました。
SNSで活動のワクワク感を発信し、一人ひとりの「やりたいこと」を丁寧に聞きながら関わり続けた結果、現在では会員数約70人、年間活動数213件にまで成長。全国でもトップレベルの活動規模になっているそうです。
「組織を大きくしたかったわけではなく、目の前の仲間と楽しく活動した結果が今につながっている」その言葉からは、人との関わりを丁寧に積み重ねてきた榎本さんらしさが伝わってきました。
“地域活動”や“ボランティア”という言葉だけでは伝わらない、居場所づくりや人とのつながりの大切さを感じる時間となりました。
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3人のお話に共通していたのは、「特別な誰かが地域を変える」のではなく、“目の前の人との関わり”を大切にしながら活動していること。
小さなきっかけや積み重ねが、誰かの居場所や、まちのあたたかさにつながっているのだと感じました。
次回の茨生人図鑑は、6月24日(水)開催です!

